
高台寺・方丈前庭の雲海イメージ
高台寺能舞実行委員会は10月2日(金)~4日(日)の3日間、京都・高台寺にて夜間特別拝観「デジタル能舞 in 高台寺」を開催する。普段は伏見桃山城内に所蔵され非公開の秀吉公ゆかりの「黄金の茶室(復元)」を、今回限り高台寺で特別展示する。
さらに、方丈内・勅使門前での能「羽衣」上演(10月2日(金)は片山九郎右衛門氏が初日限定で特別出演)、方丈前庭を包む雲海と竹林のライトアップ、シースルービジョンや3Dホログラムディスプレイによるデジタル能舞の映像演出を展開する。
歴史ある高台寺の空間そのものを、伝統と最先端テクノロジーが交差する夜だけの文化体験へと変える試みだ。
高台寺が受け継いできた歴史や精神文化を発信
高台寺は、北政所・ねね様が豊臣秀吉公の菩提を弔うために建立した由緒ある寺院。秀吉公は晩年、能楽に傾倒し、自らの業績を称えた新作能(太閤能)を作らせ、自ら舞ったと言われている。
同委員会は、一昨年「デジタル能舞 in 高台寺 2024」を開催し、太閤能とデジタルアートの融合を実現させた。
2026年は、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の放映により、秀吉公や北政所・ねね様をはじめとする豊臣ゆかりの歴史や文化に国内外から注目が集まる中、改めて「秀吉と能」という歴史的なつながりに焦点を当てる。
同イベントでは、夜間特別拝観として新たな文化体験を提供し、豊臣文化・能楽・日本の伝統美に触れるとともに、高台寺が受け継いできた歴史や精神文化の魅力を国内外へ広く発信する。
能や特別展示で表現する伝統・革新・秀吉が見どころ
同イベントの見どころは以下の3つ。

方丈内能舞イメージ
1つ目は、高台寺の歴史的空間で観る「能」。豊臣秀吉公が愛した能の中から、代表的な演目の一つ「羽衣」を、方丈内と勅使門前にて上演する。10月2日(金)は初日限定で、観世流能楽師シテ方で京都観世会会長の十世片山九郎右衛門氏が特別上演。

勅使門前能舞イメージ
10月3日(土)と4日(日)は観世流能楽師シテ方で京都観世会理事の分林道治氏が上演する。歴史ある建築と庭園そのものを舞台として、能楽堂とは異なる鑑賞体験を提供する。

開山堂での演出イメージ
2つ目が、先端テクノロジーで幻想の世界へ導かれる歴史ある高台寺。夜の高台寺そのものを演出空間とし、方丈前庭を光と雲海が包み込み、高台寺を象徴する竹林をライトアップする。

シースルービジョンイメージ
さらに、シースルービジョンや3Dホログラムディスプレイによる「デジタル能舞」の映像演出を展開。光や映像によって新たな表情を見せる歴史的空間そのものを楽しむ。

黄金の茶室(復元)※写真はイメージ
そして3つ目が、非公開の「黄金の茶室(復元)」の高台寺での特別公開。普段は伏見桃山城内に所蔵され、非公開の秀吉公ゆかりの「黄金の茶室(復元)」を、今回限り高台寺で特別展示する。絢爛豪華な空間を外から間近に見られる機会だ。なお、茶室内部への立入りはできない。
能舞公演開始時間と実施場所は、18:30に方丈内、19:30に勅使門前、20:30に方丈内。3日間共通で各15分。方丈内2回、勅使門前1回となっている。
夜間特別拝観料は大人2,500円、中高生1,000円 、小学生以下無料。当日は演出の関係上、開山堂の拝観はできない。
伝統と最先端テクノロジーが交差する「デジタル能舞 in 高台寺」を楽しもう。
■デジタル能舞 in 高台寺
開催期間:10月2日(金)~4日(日)18:00〜21:30(最終入場21:00)
会場:鷲峰山 高台寺
住所:京都府京都市東山区高台寺下河原町526
公式サイト:https://www.teamfire-kodaiji.jp
(佐藤 ひより)